NVR500で構築したVPN環境で内線転送し通話料無料化

確認:2018年10月

NVR500+フレッツVPNワイドでのVPN環境構築の回線を利用し、センター側の内線設備から、NVR500のカスケード接続機能を用いて拠点に内線番号を割り当て、センターと拠点間を内線でつないで外線通話料の無料化を目指したメモ。

実際にはPBXからNVR500の受話がうまく動作せず、センター側のNVR500は1台で、2つの拠点からセンター側への発信のみ(同時に2拠点では使用不可)での運用で構築。これでも拠点側からセンターへの通話料は無料化でき、かつセンターの任意の相手へ直接接続できるため利便性も上がった。

■センター側接続
割当てたい番号の内線電話配線をNVR500のLINEへ接続
※上部真中のスイッチはLINE

■拠点側接続
内線用電話機をNVR500のTEL1へ接続

■センター側NVR500設定
電話の設定 → アナログ回線の設定 → アナログ回線の基本設定
アナログ回線の使用:使用する
回線種別:内線設備に合わせる
その他:適宜

電話の設定 → TELの共通設定 → カスケード接続(機器間アナログ通話)の設定
モードの設定:アナログ親機
機器番号の設定:親機→1 子機→必要に応じて拠点NVR500のIPアドレスと機器番号(今回は2と3を使用)を設定
アナログ子機の接続制限:許可する

■拠点側NVR500設定
電話の設定 → TELの共通設定 → 基本設定
使用制限 ISDN回線、アナログ回線:発信、着信で使用
その他:適宜

電話の設定 → TELの共通設定 → カスケード接続(機器間アナログ通話)の設定
モードの設定:アナログ子機
通信可能なアナログ親機:IPアドレス センター側NVR500のIPアドレス